BCG


抗生物質の登場により結核はもはや死の病ではなくなり、予防接種の徹底により大流行もなくなった。衛生状態も栄養状態もよくなった世界では保菌者がいてもほとんど発病しないほどになり、もはや過去の病気といえる。一方で過剰な抗生物質の投与によって抗生物質耐性菌として再び人々を脅かしつつあるのも事実である。

フランスでBCGは法律で義務付けられている。託児所、保育園、幼稚園など、子供が集団で行動するところに入る場合には6歳以前で、少なくとも小学校が始まる6歳までには接種しなければならない。

写真の予防接種は菌を皮膚に植え付けるタイプのもので薬局で購入できる。注意しなければならないのは、この予防接種の有効期限がとても短いので接種する予定日を考慮した上で薬局に注文しなければならないことである。有効期限が短い為に薬局では在庫しておらず注文取り寄せになる。
 

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