予防接種5種混合


日本では3種混合と呼ばれている予防接種はフランスで5種混合となる。日本の3種の内訳はジフテリア、破傷風、百日咳となるがこれに2種加わるのである。フランスでの病名を併記して5種を列記すると、
Diphterique: ジフテリア
Tetanique: 破傷風
Coqueleuheux: 百日咳
そして
Haemophilus influenzae
Poliomyelitique: ポリオ
となる。これらが一本の注射に入っている。
4番目Haemophilusは乳幼児がよく感染して発症する、中耳炎や肺炎の原因となるウイルスでこれは日本の予防接種プログラムにはない。5番目のポリオは日本では別途スケジュールが組まれているものがフランスでは一緒にされている。日本では弱毒化生ワクチンの経口接種なのだがフランスでは加熱不活性化ワクチンの注射となる。3つのウイルスの型のワクチンが入っている。生ワクチンは弱毒化しているとはいえ生きているのでコワイという印象があるが一方で不活性化ワクチンは抗体定着率が低いともいわれるので一長一短である。フランス式のメリットといえばやはり3種とポリオが一緒に出来るという事である。

これらの中でフランスにおいて法律で接種が義務付けられているのは、ジフテリア、破傷風、ポリオの3種類である。生後2ヶ月以降から18ヶ月までの間に1月おきに3回の接種とされている。残りの2種類は基本的には任意である。

注射後、注射部分の腫れと全身の発熱が起こる可能性があるとのことですぐに解熱剤の服用を指示された。
パッケージの中身はフリーズドライされたワクチン本体とそれを溶解する為の溶液があらかじめ充填された針つき注射器からなる。薬局で購入する。要冷蔵。

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