離乳食あれこれ
フランスでは既製品離乳食の種類が豊富であり、しかも価格はそれほど高くない。女性の社会進出が日本と比較にならないほど多くしかも出産をへて復帰するのが当たり前の社会ではこのような簡単便利な食事は大変ありがたいはずである。スーパーでの品揃えや客の購入する量が半端でないことからも手作り離乳食というのはそれほど多くないのかもしれない、この国では。
4ヶ月ころからスタートするスープ状のものは野菜をベースにしたものでかなり水っぽい。これはどうやら比較的大穴の開いた乳首を使用して哺乳ビンで与えるようである。 瓶詰めタイプになると水っぽさはなくなり、かなりしっかりとした食感になる。月齢が進むにつれて固形物も入ってくる。味はトマト系のものが多く、南仏風やイタリア風などの味がありしっかりハーブも利いている。主食である炭水化物には米、ジャガイモ、パスタ、クスクスなどがある。瓶詰めには早い月齢から肉や魚がバッチリ入ったものがある。野菜のみのものを探すのは時に困難となることもある。 一食一食とモリモリ食べるようになったら一食食べきりカップ入りが使いやすい。これ一つで栄養バランスが考慮されている上にあとは暖めるだけである。食器も要らないのでお出かけにも便利。 赤ちゃんの食事だけあって味はみな素朴であるが、魚入りのものだけはあまりいただけない。日本で想像する魚とは根本的に違ってどれもこれも悪い意味で魚臭いのである。たとえるのであれば、鮮度の落ちたタラのにおいというか。
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四角い紙パック入りスープ250ml入りのもの2個パックで11フラン程度。トマトスープ、野菜ミックススープ、緑の野菜スープなどがある。
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