予防接種


フランスでの予防接種プログラムのまとめである。基本的に予防接種のたぐいはWHOなどの勧告に従っているのでたいていの国で同じである。いわゆる先進国であれば細かい時期こそ違えども内容としてはほぼ同等である。
 
時期 内容 説明
1ヶ月から BCG 産後はやく職場復帰して子供を託児所に預ける場合なにはともあれ結核の予防。
2ヶ月から ジフテリア
破傷風
百日咳
ポリオ
Haemophilus
influenzae
B型肝炎
2ヶ月目から1月ごとに続けて3回接種する。
これら5種類のワクチンが1つにまとまったPentacoqというものがある。
ポリオはとくに経口生ワクチンではなく、注射する不活性化ワクチンが推奨されている。
H. influenzaeは炎症をおこす菌でいわゆるウイルスのインフルエンザではない。
12ヶ月以降 麻疹
おたふくかぜ
風疹
ROR(Rougeoleはしか、Oreillonsおたふくかぜ、Rubeole風疹)と呼ばれる。
16−18ヶ月 ジフテリア
破傷風
百日咳
ポリオ
Haemophilus
influenzae
B型肝炎
通算4回目の接種。
6歳まで BCG この年齢になれば間違い無く学校に行くことになるが、それまでにBCG接種あるいはツベルクリン検査陽性を確かめなければならない。
6歳 ジフテリア
破傷風
ポリオ
麻疹
おたふくかぜ
風疹
B型肝炎
11−13歳 ジフテリア
破傷風
ポリオ
おたふくかぜ
風疹
B型肝炎
BCG
まだ接種していないあるいは感染発症歴が無い場合。
16−18歳 ジフテリア
破傷風
ポリオ
18−60歳 破傷風
ポリオ
B型肝炎
風疹
破傷風、ポリオは10年ごと。
B型肝炎は5年ごと。
風疹は45歳までの接種歴の無い女性のみ。
60歳以降 破傷風
ポリオ
インフルエンザ
破傷風、ポリオは10年ごと。
インフルエンザ(grippe)は毎年。

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