4月12日(木) 晴れ
朝8時に出る、といいつつ結局出発したのは9時近く。
夫はいつもでがけに時間がかかるので私はイライラ。
萌衣も我慢しきれなくなったので、仕方なく家の前で少し遊ばせてから車に乗る。
寒いよ〜。
車の温度計は5℃。
さあ、南を目指して出発!!
しばらくすると激しく頭が痛くなってきた。
そのせいなのか?何度も居眠りをしては起きて・・の繰り返し。
途中、何度か休憩を取りながら今日の目的地、南仏の Nimes へ到着。
フランス内でのホテルは毎度おなじみ NOVOTEL 。
萌衣がうるさいので、夫が少し散歩に連れ出す。
その間、少し休むとだいぶよくなった。
夕食は外へ出るのも億劫なので、ホテル内のレストランで食べることに。
しかし、萌衣がじっとしていないのだ。
仕方がないので、ひとりが食べてる間ひとりがロビーで遊ばせて・・・となんともあわただしい食事となった。
席が出口の近くでよかった。
ワインもハーフボトルにしておいてよかった。
飲んでる間もないよ。
何とか食事を済ませ、部屋に戻ろうとするとエレベーター前の子供の遊び場へ一直線の萌衣。
すでに先客がいた。
萌衣より少し大きいくらいの男の子とお母さん(日本人)
こんな辺鄙?なところに来る日本人だから、きっと日本以外に住んでるに違いないと思って声をかけた。
(日本から子連れで来る日本人はもっとメジャーな観光地に行くもんね、そういう人には声かけないし)
やはり、イギリスから来た親子だった。
少し話していると、チェックインを済ませたお父さんがやってきた。
どうやらお父さんの趣味で、古い橋や文化遺産などを見に来たらしい。
少しブロックで遊ばせて部屋に戻る。
子供用ベッドを頼んでいたのに、用意できなかったらしいので、ダブルのベッドに川の字で寝る。
が、またしても気付くと「H」字になっていて、まるで寝た気がしない。
油断すると顔にけりを入れられる。
はぁ、やれやれ。
4月13日(金) 晴れ
バルセロナへ向かう前に、この近くにあるという昔の古い橋(Pont de Gare
)を見に行くことに。
それにしても風が強い。 南仏なのに寒いよ?。 橋の上へ登る。 橋を渡れると聞いていたのに、なんだかカギがかかっている。 すると人が現れた。 どうやらガイドツアーがあるようで、それでなければ渡れないらしい。 でも、今来た道でそんな申し込むとこ見かけなかったしなぁ。 風も強いし、また萌衣を担いで昇り降りも大変なのであきらめた。 下から写真を撮って我慢する。 次にペリエの工場にも行こうと思っていたのだが、寒くてたまらないのでバルセロナへ向けて出発する。 順調に進んでいたのだが、国境を過ぎたとたんいきなり渋滞。 「??」と思っていると、車線が1車線に。 何だ何だ何事だ?と思っていたら、道にホースが伸ばされそこから水が出ている。 どうやら消毒を行っている模様。 車だけ消毒したって、車内の人達の靴もしなきゃ意味ないと思うけど・・・。 単なる気休めか? しかし、そのためにこの渋滞?! その「消毒地帯」を過ぎると、またスイスイ車は進んだ。 でも、国境過ぎてからバルセロナはかなり遠い。 しかも道路標識も読めない。 何とかホテルを探し当て、ホッと一息。 |
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4月14日(土)
昨日の移動で相当疲れたのか、起きたら9時だった。
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どうして日本人(特に女の人に多いと思うけど)って、行く先のこと勉強していかないのかなぁ?
ただ「どこか海外旅行行きたいわ、あら○○、ここ安いわね、ここにしましょ」てな感じで決めちゃってるのかしら? 私だったらまず、「△△が見たいから○○の国に行きたい」、と思いそれからその国や行く土地のことを調べるけど。 その方が何倍も楽しい旅行になるのに。 あと、一緒に行く人と趣味が違うとそれはもう楽しくない旅行になる。 今まで2回楽しくない旅行をしたことがある。 1回目は、初めての海外旅行、香港。 卒業旅行で行ったのだが、なんとなく仲のいい人たちとなんとなく行ってしまった。(まだ若かったし) それはそれで楽しかったけど、本当の旅行の楽しさはなかったな。 2回目は、小学校からの友達がロスに行こうというので行った。 そこまではいいのだが、私はグランドキャニオンに行きたかった。 友達は買い物がしたかった。 なので別行動をとり、私は一人でグランドキャニオンに行った。 それはそれでまた、楽しかったけど。 やっぱり、趣味のあう人と、いろいろ調べて行く旅が楽しいなぁ。 一人旅も気楽でいいけど。 結婚して子供もいる今となっては無理な話・・・。 なんだか話がずれた。 |
今なお建設中のサグラダファミリア |
で、そんなわけでその団体についていくのはやめた。
私はとにかく、鐘楼だろうがなんだろうが、高い建物には登らずにはいられない。 今回ももちろん、登りたかった。 が、萌衣がいる。 しかも、フランス製の重いベビーカー付き。 一瞬、あきらめようか?とも思ったがせっかくここまで来たんだから、と途中まではエレベーターで登ることに。 夫が萌衣を抱っこ、私がベビーカーを抱える。(実はこっちの方が辛かったりして) 内部はかなり狭く、大変だった。 でも登ってよかった。 夫は途中、あまりの高さに腰が抜けそうになっていたけど。 無事下界に降りてきた頃はもうヘトヘト。 地下に眠るガウディのお墓もあった。 もしガウディが、もう少しきれいな身なりをしていてメガネを忘れなければ死ななくてすんだのに。 実際、事故にあったとき誰もガウディとは気付かず、病院へ運ばれるのも遅く、亡くなってからも放置されたという。 当時も今も、サグラダファミリアの建設には寄付(サグラダファミリアの入場料など)などで行われているそうだ。 こういう場所を訪れていつも思うことは、なぜ落書きをするのか?! そして、飲食したものを捨てていく。 いっそのこと、入り口ですべて持ち物を没収するべきだ、夫と怒っていた。 なんだか話がそれまくっている。 |
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サグラダファミリア見学後、すっかり暑くてくたびれたので近くの公園で休憩。
萌衣を遊具で遊ばせる。 サグラダファミリアを見ながらすべる滑り台。 格別です。 次はグエル公園へむかう。
夕食はパエリアを食べに行く。
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4月15日(日)
さすがのんびりの国、スペイン。
チェックアウトは12時。
しかし、のんびりしている場合ではない。
モンペリエまでの道のりは長いのだ。
速やかに朝食をとり、チェックアウト。
4時頃、モンペリエのNOVOTELに到着。
久しぶりにフランス語のテレビを見ようとつけると、ドミノ大会のようなものがやっている。
しばらく見てると、どうやら日本で年末に放送されたカウントダウンのドミノだったらしい。
なぜ、この時期にフランスで放送?!
一休みしてから町の方へ出かけてみる。
なにやら古い水道橋?のようなものがあり行ってみる。
結構高いのに、柵がないのでちょっと怖い。
しかも萌衣が下を覗き込む。
やめてくれ〜。
ここでも萌衣は犬を追跡。
その犬の連れ(って言うか犬が連れられてるんだけど)に小さい男の子がいた。
その子のお母さんが、ほら小さい女の子よ、と話し掛けるとその子は恥ずかしそうだった。
グルリと一周まわると、またさっきの犬が。
男の子のお母さんが犬を抱っこして萌衣に触らせようとしてくれる。
どうも、お膳立てをしてやると興味がそれてしまうらしい。
犬もちょっと嫌がってた・・・かも。
ホテルに戻り、今日の夕食はルームサービスを頼むことに。
いいかげん疲れたし、どうせ萌衣はじっとしていないから。
思ったより早くルームサービスが来た。
まず先の萌衣に食べさせて、我々はゆっくりと。
萌衣のために頼んだパスタが結構おいしかった。
ワインも傾けて、満足満足。
しばらくはルームサービスが癖になるかも?!
4月16日(月)
一路家を目指して北上開始!
昨日のニュースによると、往きに使った道は渋滞が予想されるので山道を選ぶ。
とたんに空がどんより、雨も降ってきた。
クレルモンフェランを通過する頃は気温もすっかり下がっていた。
ピュイ・ド・ドームのてっぺんにはうっすらと雪が。
ピュイ・ド・ドーム好きの夫は運転しながらチラッチラッと、ピュイ・ド・ドームを見る。
まじめに運転して〜。
きっとまた来るともうよ、クレルモンフェランには。
途中何度か休憩して、家に着いたのは5時頃。
とりあえず第一弾の洗濯機を回す。
明日もまた大変そうだなぁ。