シュークルート


シュークルート/choucrouteは伝統的なフランスの郷土料理でドイツ国境のアルザス地方のものである。この地方、フランスといえどもドイツの影響をとても受けており食生活にも大きい。その代表がアルザスワインであり、ビールであり、そしてシュークルートである。

choucroute シュークルートとはフランス料理としてはなじみがないが何も言わずに出されてしまえば、ドイツの料理として、知っている料理として認識されてしまいようなイメージの中のフランス料理からかけ離れたものである。その正体は、キャベツの千切りの発酵漬物とベーコン、ハム、ソーセージ、いもを鍋の中で蒸したようなものである。キャベツの漬物自体はドイツでのザウアークラウト/Sauerkrautという酢漬けが一般的であるがまさにそれそのものである。
シュークルート自体を自家製で作るのは、アルザスの伝統的な家庭ならともともかく、一般人にはスーパーなどで買ってくる他ない。日本でも漬物は自分でつける人もいればほとんどの人は購入品を食べているのと同じである。便利なものですべてが真空パックになったシュークルートセットが市販されており、あとは鍋で暖めるだけのものもある。調理する際には白ワインをくわえると風味が良くなるが、おすすめはリースリングである。もちろんアルザス産。
これ一つで安価で簡単、力強く、豪華な夕食となる。


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