マルシェのページ


marche1 日本には日常の食生活を支えるマルシェがどれほど残っているだろうか?ここで言うマルシェとは市場の事で、築地や大田区の埋め立て地にある卸市場ではなく一般消費者向けの市場の事である。
パリおよびその郊外では常設市場および露天市場が結構みかけることができる。野菜、果物、肉、酪農製品から植木、鳥、動物までいろいろな市場がある。
ここで紹介するのはベルサイユにある市場である。

marche2 ベルサイユはあの有名なベルサイユ宮殿がある町で、古い建物がきれいに立ち並ぶ美しい街である。同時に比較的高級な住宅街を抱えている、Yvelines県の県庁所在地!?である。
住宅街の食生活を支える大きな市場が宮殿からすぐそばにある。十字路の4つかどが広く開けられた広場の周辺部には建物の中の常設市場。広場には露天の特設市場が設けられている。
基本的に早朝から正午まで営業である。この界隈ではみんな大きなかごを持参で市場に向かって歩いているのが見られる。たまにはベルサイユ宮殿観光客も果物などを買い、食べながら宮殿に向かうというのもある。
旅行などでパリ滞在でベルサイユ宮殿まで足を伸ばすならば見るだけでもここを訪れる事をお勧めする。市場の朝は早いので宮殿見学の前の暇つぶしにでもどうぞ。「アレ、アレ、アレ」という調子のよい掛け声とともにフランスの日常を感じる事が出来る。

map1 市場は地図の位置にある。宮殿から歩いても5分ほどである。宮殿前のメインストリートから北へ向かう。道路標識ではNotre dameと示される方角である。
市場は個人的見解により大きく5つの部分に分けられる。十字路の4つかど部分それぞれと周囲を囲む常設市場の建物である。

map2 また個人的見解でそれぞれのエリアで扱っているものの特徴がある。
(1)主に野菜
(2)ここも野菜
(3)果物
(4)乳製品、肉など
(5)肉、魚

(5)は広場を囲む4つの建物で露天で販売は難しい肉類、魚類、そして小さな食品店が入っている。

お勧めポイントは、
Aあたりにある果物屋さん。ここの果物は特に新鮮に感じ、いつも大繁盛である。
市場はすべて対面販売だが、Bの店のみがスーパマーケット式セルフサービスなので安心して買う事が出来る。
Cにはきのこ屋がある。われわれ夫婦を見ると中国語で挨拶したり、「シイタケ」を連呼する店員がいる。通称「マリオのきのこ屋」。
D、市場の広場入り口にあるパン屋のバゲットはおいしい。
Eの裏側にはあやしい小道がありちょっとオシャレな小物屋さんがいくつかある。お勧め。


もどる inserted by FC2 system