Badoit
この水にほのかな甘味と苦味を感じるのはミネラルバランスによるものか思い込みによるものかまたはボトルからの溶出物によるものかわからないが気になる味である。ボトルに記載されている成分表によると、他の水にはほとんど記載されていない、ケイ酸が35mg/Literも含んでいることが分かる。ヨーロッパの典型的なカルシウムを多く含むいわゆる硬水にはそれほどケイ酸が含まれない。地下水がある岩盤の成分に依存するのだが、火山性の岩盤が多い日本の水はケイ酸を多く含む。炭酸を含んでいるがそれほど多くないのでガス入りが苦手でも比較的飲みやすい。デリケートな味であるだけでなく、レストランやカフェでは欠かすことのできないおしゃれな水である。
ボトルの解説によるとこの水は複数の水源の水を徐鉄し炭酸を加えブレンドしているとのことである。単独の水源では生産をまかなえないのであろうか?
水質とは無関係であるが、この水のプラスチックボトルは日本のような射出成形とブロー成形を組み合わせた薄くて柔らかいPET製ではなく厚ぼったい中空成形で作られている。材質も厚ぼったい上に硬い。ゆえにボトルを落下させるとガラスビンのように割れてしまう。材質にもよるが冷蔵庫で冷やしたりして低温の場合のほうが脆弱化するのではないだろうか?というのは1998年当時のことで後に改善された。
写真:330ミリリッターボトル
データ
水源地
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価格
| 価格 € | 単価 €/Liter |
1リッターボトル6本 | 3€69 | 0€62 |
500ミリリッターボトル6本 | 2€69 | 0€90 |
330ミリリッターボトル6本 | 2€28 | 1€15 |
水質
陽イオン | 陰イオン |
カルシウム | 190 | 重炭酸イオン | 1300 |
マグネシウム | 85 | 塩化物イオン | 40 |
ナトリウム | 150 | 硝酸イオン | - |
カリウム | 10 | 硫酸イオン | 40 |
| | フッ化物イオン | 1 |
| | ケイ酸イオン | 35 |
蒸発残留物@180℃:1200
pH=6
単位(mg/liter)
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