San Pellegrino

S.Pellegrino サンペルグリーノ、イタリアの水である。
イタリア側のアルプスにある水源地はいわゆる温泉保養地である。
味はまさに温泉、わずかにしょっぱく、甘く、苦く複雑にして調和している。似たような味のする水は他にもあるが、本当に温泉くさく感じたのはこれがはじめて。日本の温泉でもこんな味がするのがある。炭酸入りであるがそれほど強くない。ラベルの記述によると炭酸は水源の炭酸を注入したものである。水源での炭酸濃度はラベルに記載されているデータによるとボトル詰めされた後よりもずっと低い。なにしろ水源での水温は26℃もある。
ボトルの赤い星ははじめてみたときの誤解を生み、ソ連あるいは独立後の旧共産圏をイメージさせたのを覚えている。イタリアである。イタリア料理には欠かせない。イタリアンのレストランに行ったらワインとは別に必ず注文する水である。
写真のボトルは海外輸出仕様?で4カ国語表記がされたペットボトルである。一方でイタリア語のみの国内仕様?のガラスビン入りもフランスに輸入されておりイタリア度ではこちらが上である。
ラベルには小さな字で山のような情報が記載されている。さらにこの水がボトル詰めにされはじめたのが1899年、100年記念のステッカーも貼られている。

写真:1リッターPETボトル

データ
水源地
San Pellegrino Terme

価格
価格単価
1リッターペットボトル1本
1リッターガラスボトル1本
単位(Franc)

水質
陽イオン陰イオン
カルシウム208.0重炭酸イオン219.6
マグネシウム55.9塩化物イオン74.3
ナトリウム43.6硝酸イオン0.45
カリウム2.7硫酸イオン549.2
ストロンチウム2.7ケイ酸イオン9.0
リチウム0.2フッ化物イオン0.52
ホウ素1.2
蒸発残留物@180℃:1109
pH=7.70
単位(mg/liter)

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