パリの秋葉原


秋葉原の電気街は日本一を誇るのであろうが、ここで家電を買わなくとももはや郊外の量販店でもおいしい価格を提示してくれる。一方で量販店では扱いにくいコンピューター関連については依然として秋葉原優位の時代が続いている。
秋葉原というほど一般家電の店が乱立しているわけではないが、コンピューター関連に限っていえばたくさんの店舗が並ぶ一角がパリにもある。Gare de Lyonから少々東、Paris12区のavenue Daumesnilのあたりである。パソコン本体から、ゲーム、周辺機器、メモリ、プロセッサなどこじんまりとした店がいくつかある。この界隈で中心的な店舗がsurcoufである。周りが小さな店ばかりなのに対してこの店は巨大なコンピューターのデパートといった感じで、本体、周辺機器から書籍まで全部揃う。秋葉原で言うとLaoxのコンピューター館といったところである。
この店舗の面白いところは、製品、パーツ、ソフトウエアーそれぞれが別々の場所に店舗テナントというよりもあたかも業界の展示会のブースのような形で陳列されているのである。あるブースはMicrosoftのものであったり、またあるのもはAutodeskであったり、メモリを扱うところはメモリばっかりが並んでいる。だだっ広い建物の3フロアにまたがる店舗スペースでは目的のものがある位置をしっかり確認しておかないと疲れるだけである。


もどる
inserted by FC2 system