罰金


amende パリの駐車場事情は東京ほど悪くない。市内のいたるところに地下駐車場があり、主だった道路の脇はメーターつきパーキングエリアとなっている。そして駐車料金は場所にもよるが1時間10から15フラン程度である。それでも駐車マナーは悪く、違法路上駐車は日常茶飯事である。
さて、駐車違反をすると当然のことであるがつかまるのである。正確には違反切符を切られるのである。写真がその違反切符である。ほんのちょっとのつもりでもどこかで警官は目を光らせており、あっという間に・・・戻ったときにはワイパーのあたりにこんなものが挟まっているのである。あたりの違法駐車仲間を見ると、一網打尽にされているのがわかる。
こうなったらもう逃げも隠れもできないので素直に罰金を払うしかない。支払いは記載されている金額の小切手を用意するかあるいはTABACで購入できる罰金用印紙を購入して切符とともに記載されている先に送るだけ。罰金は違法駐車の悪質度に応じて4段階の75, 230, 450, 900フラン。支払いは30日以内に行わなければならずそれを怠ると懲罰的追徴金を含めて220, 500, 1200, 2500フランに値上がりする。一応、訳あって違法駐車せざるを得なかったというときの弁解の方法もある。
この写真の違反切符、借り物でもなければツクリモノでもない正に本物である。このサイトではくだらないフランスねたをいくつも紹介してきておりそれらのほとんどは元手のかからないものばかりであったが、今回のネタは実に高価である。


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