政府公認インターネット広告


インターネット広告というとどうも胡散臭いものだったり、詐欺まがいだったり、そもそも広告が出される以前に、メール広告のように存在そのものが邪魔なものだったりといい印象がまるで無いのだが、それが政府公認であったらどうだろう?もちろん未承認云々※を付けさえすればよいというレベルではない。
おっとが常用しているブラウザはOperaでライセンス料を払っていないので画面右上に広告が出ている。入れ替わりたちかわりいろいろな広告が表示されるがあるときこんな広告が出てきた。そう、先に行われたEU議会選挙の投票を呼びかける広告でまさに政府公認のネット広告である。日本で昔からあった地味な政府広報テレビコマーシャルとは規模が違うがなんとも時代を反映した広告媒体である。
残念なことに広告が功を奏することなく投票率は芳しくなかった。さらに開票結果さえ翌朝ニュースのトップにすらなれなかった。そう、投票日は夜にフランスにとってEuro2004の最初の予選トーナメントの試合があり、イングランド相手のあの後半ロスタイムで同点、逆転のあの試合があった日である。いわゆる識者に言わせると、これから数10年の生活がかかわる大事な選挙とたかがこの先数週間のイベントとでどっちが大切なのか?ということである。
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