ニセ10フラン硬貨


nise10f 物騒なタイトルがついているが本当のニセ10フラン硬貨の話ではない。
写真にあるような10フラン硬貨大のプラスチック片は、スーパーマーケットなどのショッピングカートのデポジット用擬似コインである。デポジットと言っても店がお金を預かるのではなく、鎖でつながれたカートをはずすのに使うのが10フラン硬貨なのである。店の名前が入っているように運悪く10フラン硬貨の手持ちがない時店の受付でもらえるのである。かつて10フランだったデポジットも今では10フラン硬貨とサイズの変わらない1ユーロ硬貨に変わっている。
さて、カートであるが日本のスーパーマーケットのようなカゴを乗せて使うものではなくカートそのものが巨大なカゴである。日本ではあまりなじみがないかもしれないが、Carrefourが日本でフランスにあるのと違わない巨大店舗を出店していることから同じようなカートが使われているであろう。古くはダイエー系Hypermartでも使われていた。
巨大なカートをいっぱいにするような週一回の買いだめは郊外生活では考えられるが、いわゆる都市部では食材を必要に応じてこまめに購入するのが主流であろう。また、大都市のスーパーでは店舗面積=¥なので巨大カートの通行を許すゆとりはないであろう。


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