のだめカンタービレ


のだめカンタービレの最終エピソードの映画上映直前ということで、テレビではさかんに広告、連動する企画を見かけるようになっています。のだめといえば恥ずかしながら最初のドラマは放映から1年ねかせた録画DVDを見るというていたらくであった。それにしても近年まれに見る細かいところまで作りこまれたドラマにはびっくりであったのである。一番驚いたのは出演者ひとり残らずリアルに演じられていた演奏シーンであり、台詞の無いまさに音楽を聞かせるための演奏シーンである。それは「のだめオーケストラ」のCD人気で裏付けられ、クラッシック音楽が新たな評価を受けたということでクラッシック好きにはうれしい限りである。

ところでマンガのほうは少女?女性誌の連載なので読者層の中心は女性なのであろうが、多くの視聴者を魅了したテレビドラマではどういった人があの世界に共感できたのか?タダの音楽ドラマとしてか、それとも視聴者それぞれの音楽経験からか?私個人としては話が進んでスケールがどんどん大きくなるまえ、それこそヘタクソなSオケの頃の話がとても好きであった。音大生でしかもあそこまでヘタだから共感できるというのはまず無いでしょうが、全国津々浦々の中高生で吹奏楽部をやっていたという経験のある人なら、あの世界がとても楽しく、うらやましく見えたのではないかと思ったりします。私も中学生のころには吹奏楽部におり、お世辞にもうまいとはいえない演奏でも楽しかったし、なによりも顧問の先生が不在の時には代理で指揮棒を振るチャンスがあったので・・・

ところで「のだめ」にはそれなりのご利益があったようで、ドラマで流れる有名な楽曲はかなりウチの娘を魅了したようである。近所の公営図書館にはCDライブラリもあるので、さっそく娘は同じ曲を借りたいと言ってきた。同じようにせがまれたオトーサン、オカーサンも多いのではないだろうか。いまどきはネットで曲情報を見つけることができるが、クラッシックに疎い人には難しいのでは?それにしてもあの選曲の絶妙さにはまたまたびっくりであった。お気に入りのCDも手元にあったのですぐに娘に「ほいっ」と渡すことができた。

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まずはメインテーマ曲。ベートーベンの7番。小澤&サイトウキネンオーケストラのライブ版、世界一美しいベートーベン7番である。

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もちろんブラームス1番も小澤&サイトウキネンオーケストラ。

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ラフマニノフ、コンチェルト2番。ピアノはエレーヌグリモー。誰だ!美少女ピアニストのジャケ買いとか言ったヤツは!演奏は千秋センパイとはかなり違います。

劇中に流れるBGMもほとんどクラッシックでしかもおいしい選曲だったので・・・しかし数が多すぎて。さて、いくらフランスを舞台にした話だからといって、フランス情報サイトでこれではあんまりなのでこちら。

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書店にはのだめの仏訳コミックが並んでいる。いまや膨大な日本のマンガがフランス語に訳されているが、このような特殊な設定の話はフランス人にどうなのだろう?


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