パーキングメーター

パリの路地の路肩には結構な数の駐車スペースがあり、ほとんどが有料でそばにはパーキングメーターが設置されている。たいていは朝９時から夕方６時までが有料でそれ以降は無料になる。場所によっては土日祝日が無料だったりする。本来は臨時駐車スペースなのだが実質付近の住民の駐車場と化しているので時刻によっては「満車」である。
さてパーキングメーターであるが、いわゆる硬貨でチケットが出てくるタイプはもうパリには存在しない。小銭泥棒があとを絶たないのでついにすべてがプリペイドカード式になってしまったのである。おっともなんどもならず者によるパーキングメーター破壊の現場を目撃してきた。カードはいわゆるタバコ屋で入手可能であるが、このカードの正式名称であるParis carteというと間違い無く「なんだそれは？」となってしまうので路上駐車のアレといわないと通じない。

チケットのほうは何の変哲もない紙切れである。カードではあるが駐車時間単位での支払いではなく通貨単位での支払いとなる。小銭感覚で何ユーロ分支払うという細かいこともパーキングメーターで出来る。駐車の単価は当然場所によって高かったり安かったり。

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