縞次郎

年末も迫ってくるとスーパーマーケットなどのおもちゃ売り場が急ににぎやかになり、おもちゃ専門の広告カタログまで登場する。いくつかの店の広告が揃ったところで、妻がスーパーマーケットAuchanの広告に面白いものを見つけてきた。
どうも何処かで見たことのあるような動物を模した目覚し時計がある。念のため娘にこの写真を見せると何のためらいもなく「寅次郎」と言っていたので夫や妻の目に狂いはないであろう。
もちろんフランスでこの縞次郎が認知されているはずもないし、たまたま擬人化した虎がそっくりになったなんて都合の良い話もない。正規のルートにしろ裏のルートにしろ本来この製品は日本に行くはずだったものが、ふと流れてフランスまで来てしまったと考えられる。恐らく裏の物で取締りが厳しく日本に流せないものだから、著作権侵害などでクレームの付きそうもない第３国が選ばれたのであろう。ここまで疑って考えてみると虎以外のウサギ、牛、カエルすらどこかのキャラクターの模造に見えてしまう。

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