フランスの会社


フランスの会社あるいはフランスらしさのエッセンスを独断的に分類すると3つのカテゴリーからなる、と思う。では実例を添えて紹介。異論ありという意見もあるかもしれないがあくまでも個人的な意見である。

Renault
フランス人ほど能力の高い国民はいない。組織的、効率的に物事を運び戦略的で野心家。

Pegeot
フランス人ほど能力の高い国民はいない。やればなんでもできるがやらない。人生楽しく週35時間労働。夏は楽しく3週間のバカンス。仕事はバカンスのため、バカンスのあいまに行う。太陽が好き。ラテンの香り。

Citroen
能力は当たり、芸術文化スポーツすべてにおいてフランスが世界で一番。誰がなんと言おうとも、否定しようともそんなのは負け惜しみ。優雅で気品あふれる。

もちろん実際にルノーがもっとも優れた会社でプジョーは不真面目でやる気なし、シトロエンはお高くとまっているというわけではなく個人的なイメージである。車のデザインやテレビコマーシャルからそう感じるところがあるのである。フランス系巨大企業による戦略的敵対企業買収というのはよく知られている事だ。敵対的ではないにしろ日産のルノーによる資本提携は他の自動車業界再編劇の中でもっとも際立っている。政治でも東西対立体勢下で唯一アメリカのいうことをまじめに聞かず、世界中の反発の中核実験を強行し、ハリウッド映画を忌み嫌い映画の芸術性を追求するカンヌ映画祭。やるときにはやり休むときには休む。くだらない夢なんかみなくても楽しい人生。自分たちの文化は頑固に守る。
会社ならずともフランス人気質というのもこんなところがあるように思う。

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