ワールドカップサッカー、フランス予選敗退


equipe1 表題の件はフランスではかなり衝撃的な事件であった。思い起こせば開幕初戦でいきなり一敗した時点でなにか悪い予感は漂っていた。おかげでおよそ大多数のフランス人の日常からワールドカップは消え去り、応援のため心ここにあらず、産業の生産性低下といった事態には至らなかったようである。一方、広告、メディアへのインパクトは無視できず、全試合放映権を持つTF1は予選敗退のニュースを受けて株価が落ちたそうである。
写真はフランスで最もメジャーなスポーツ紙Equipeの、フランス予選敗退が既に決まったいるある日の一面である。なんだか様子がおかしい。フランス?アルゼンチン?これは夢の中の決勝戦なのか?写真の通りもちろんラグビーの話である。しかし、いくらフランスの敗退が決まり人々の興味がワールドカップから離れつつあるといっても4年に1度の大イベントをないがしろにしていいのだろうか?

equipe2 実は本誌に加えてワールドカップ特集の別刷紙があった。もちろんフランスの快進撃が続いていれば本誌と別刷紙の立場は逆転したであろう。
そう、この新聞は韓国と日本が予選リーグ最終試合を終えた翌日のものである。表紙にはこの日のヒーローが2人。フランスのスポーツ紙の表紙にアジアのサッカー選手が登場するとは時代は変わったものである。もちろん中身も他の試合はそこそこに韓国と日本の快進撃を伝えている。


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