猫科の動物園/Cerza les felin d'Auneau



フランス、パリ郊外にもいくつかの動物園がある。もっとも有名なのはパリの東のヴァンセンヌの森/Bois de Vancennesにある動物園であろう。そこにはパンダもいる。とあるホテルのロビーの観光案内で見つけた動物園のパンフレット、なかなか興味深いことに猫科の動物のみの動物園であり、さっそく行くことになる。

RamboilletとChartresの中間に位置するAuneauという小さな町にその動物園はある。町に入って一番最初に目に付く、川のほとりの石造りの古い大きな建物が目印である。早速中に入ってみる。
1998年秋に開園したとのことだが、知名度がいまいちなのか、みんな興味がないのか、とんでもなく空いている。混んでいるよりもよいが。フランスのペット事情、詳しいことはわからないが、犬の散歩や路上のフンをみかける頻度から考えても猫より犬の方がポピュラーなのかもしれない。

tiger さて、どのような動物がいるかというと・・・
ライオン/Lion、ヒョウ/Leopard、チータ/Guepard、北極ヤマネコ/Lynx Boreal、ユキヒョウ/Panthere des neiges、ベンガルネコ/Chat du Bengale・・・
知っている動物の方が少ないほど聞いたことのないヒョウみたいのから小さなヤマネコまで勢揃いで、猫好きにはたまらないのであろう。妻も大の猫好きだが。
動物園自体、おりに入っている動物を見て回るタイプではなく、金網で隔てられたかなり広い各区画で放し飼いである。トラやライオンの区画は走り回って遊ぶに充分な広さが確保されており動物にとってもストレスないように作られている。ライオンの敷地などサッカーグラウンドの3個分はある。

neko 一方、小さなヤマネコ類には山あり谷あり川あり池ありという小ぶりな箱庭、それにつながる出入り自由な暖房完備の小屋が用意されている。基本的に夜行性であるため、みな日影でぐっすり昼寝であるが、いくつかの猫は、暖かいところが出身であろうか寒がりなのか暖房部屋でゴロゴロしたり遊んだりである。

入場券を買うときに猫科の動物、種や生態について小冊子をすすめられるがとてもきれいに出来ているものなのでぜひとも購入をお勧めする。10フラン。当然フランス語だが。
この動物園の姉妹園ともいえるものがノルマンディーにある。そちらは幅広い種の動物を完全放し飼いで園内周回電車や観測小屋から見るというかなり大規模なものである。

livre 道路情報
Paris、Porte de Saint CloudよりN10でBoulogne方面へ。Pont de Servreでセーヌ川を渡ったらN118へ。しばらくするとA10-E50に合流。Ablisで出て、D117をAuneau方面へ。

Paris、Porte d'AuteuilよりA13でVersailles,Rouen方面へ。途中分岐点ではA12 Saint Quentin en Yvelines方面へ。A12の終着はN10に合流でここをRambouillet方面へ。Rambouilletを過ぎるとAblisでD117をAuneauめざして。

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