きのこ博物館/Le musée du champignon



きのこ博物館というとなんだか滑稽な名前ではあるが、本当はLe musée du champignonという立派な名前がある。ロワール地方/Loire、ソーミュール/Saumurの街からすぐにあるのだが、この地方はやっぱりきのこの名産地なのである。

早速中に入ってみよう。入口はすでに洞窟のようになっている。始めのうちは、何やら標本や飾り物が置かれていて雰囲気も何も無いのだが・・・

さっそくきのこ登場。店ではいつも見るが実際に生えているところを見るのははじめてである。なるほど、店先に並ぶきのこに砂がついているのはこんなところで培養されているからである。

nobi このように砂を大きな袋で囲った、言うならば巨大植木鉢のような中できのこは育てられるのである。きのこが生えていないとまるでただの砂袋、セメント、あるいは水害対策用土嚢ともいえる。

ところがひとたび菌が育ち始めると何やら白いもので表面が覆われはじめ・・・

これはシメジ?ヒラタケに似ている!!!

これは・・・なんだかおいしそうというかなつかしい・・・

そうここは、シイタケの間/Salle des Shii-Takésだそうだ。

しかし日本人ならあんな得体の知れない塊から生えているしいたけよりも、一本木からちょんと生えたしいたけのほうが魅力的である。
見学コースにはこの他にもおいしそうなきのこが目白押しでジロル/Girolleやなめこまであった。さすがにトリュフ/Truffeだのセップ/Cèpeだの、高級なきのこは人口培養が確立されていないようである。なるほど高価だ。
そしてコースの最後は直売と試食である。

道路情報
ロワール河岸のソ−ミュールの中心街から車で5分ほどだが、街の観光案内所で案内パンフレットをもらおう。

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