グリンデルヴァルト、フィルスト・ファウルホーン攻略編/First-Faulhorn



グリンデルヴァルトの街から麓に向かって右側、なだらかな斜面にスキー場のようなゴンドラが見える方面、そこがこれから登るFirst方面である。街から登るのは少々ツライ距離なのでゴンドラを使ってインチキ、グリンデルヴァルトの街が標高およそ1000mここから標高2167mのFirstまで一気にゴンドラであがる。まさにインチキ登山と言いたいところであるがおいしいいところを満喫するにはこれぐらいしなければならない。

start ゴンドラを降りてさあスタート、初めは砂利が敷き詰められた遊歩道で多少歩きにくいがきちんと整備されている。これから目指す方の山々にはそれほど雪は残っていないし氷河もない。替わりに放牧された牛が沢山。牛は無害だが足元をしっかり確認しないとフンを踏んでしまう。

ushi ということで牛の登場である。ほとんどの牛は茶色に白の斑点模様である。この風景はまさにスイスである。まるでMILKAのチョコレートである。そして牛の鈴の音。近くの群集は結構うるさいが、耳を済まして彼方よりかすかに聞こえる音はまさに別世界。

tani ちょっとばかり登り始めるとこんな見晴らしが。下にはグリンデルヴァルトの谷が見える。まさに氷河で削り取られたというような地形がはっきりわかる。そして向こう岸にはヴェッターホルン/Wetterhorn(3692m)、シュレックホルン/Schreckhorn(4078m)、アイガー/Eiger(3970m)、メンヒ/Monch、ユングフラウ/Jungfrau(4158m)などの山が一望できる。いずれもみな富士山より高いのである。

lake2 Firstより1時間ほどでまずはバハアルプゼー/Bachalpseeに到着する。これまでは余裕で、Firstからの標高差はたったの100m。雪解け水で出来た湖があり、ここは絶好のランチポイント。みんなここで一休みを兼ねたピクニックを広げ始めるのである。
お昼が終わったらさあ出発、次の目標はファウルホルン/Faulhornの頂上2681mである。

lake1 ふと降り返ると、先ほどの湖が谷の向こうがわの山々をバックに。絶景である。
このまま一気にと言いたいところであるが背中の荷物(娘、水3リッター、食べる予定のない食料、ほとんど使わないカメラ3台)がかなりこたえて途中で断念。標高2438mのBurgener Hutte、非難小屋のようなものであったが、そこからおり返し下山開始。少々、心残りであるが無理は禁物、山をなめてはいけないのである。

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