シャモニ・モンブラン、プランドゥレギーユ攻略編/Plan de l'Aiguille



シャモニでの山登り第2弾はMer de glaceからPlan de l'Aiguilleまでのハイキングである。出発点のMer de glaceはハイキングコースというより観光地としての氷河で、氷河の上に立つことができるのである。例のごとく、体力温存のためにシャモニの街からここまでは登山鉄道を利用。娘を担いで登るのだからしょうがない。登山鉄道での所要時間は約20分である。一方、ゴール予定のPlan de l'Aiguilleは一般人がお気軽に登ることができる最高峰、Aiguille du midiへのロープウエイの中継駅である。

merdeglace シャモニから登山鉄道で到着するのはモンタンヴェール/Montenversというところで、駅からはすぐ下に氷河見える。ここからさらに歩いてあるいはリフトを使って氷河まで降りることができる。実際のところここまで登山鉄道で登ってきた人のほとんどは氷河が目当てである。したがって、ここからPlan de l'Aiguilleへのハイキングコースは閑散として実にすがすがしい。標高は1909mである。ちなみにこれから行くのはあくまでもハイキングコースであり、雪山OKというつわものにはこの氷河に沿ってAiguille du midiまで登るというコースもある。

start 氷河から駅をはさんだ反対側にハイキングコーススタート地点がある。スタートしてしばらくはかなり急な坂道で、木に囲まれて薄暗い。道はかなり細く、山側も谷側も急な崖であるが安全のための柵などは一切無い。途中、手を使わないと心もとないところが何ヶ所もある。景色はすばらしいが無条件にお勧めできるほどお気軽コースではなかった。

tani 谷側にシャモニの街を一望できる。高く切り立った崖の縁のようなハイキングコースなのですぐ真下に街が見えるのである。高所恐怖症の人には気の毒な光景である。谷の向こうの山は前日に登った山、Bréventである。

iwayama 急な上り坂が緩やかになる頃、周りの木は無くなり一変して岩がゴロゴロという道になる。これまでの木陰と違って太陽にさらされっぱなしになるので日焼けには注意が必要である。山側には尖った岩山が見えてくる。
雪を頂く岩山の下では、雪解け水の清水が流れている。この水はとても冷たく、手を入れるととても気持ちい。清水も小さなものはひとっとびで飛び越えられるが中には川になっているものもある。気温が上昇する午後にはさらに水量が増すそうであるので注意が必要である。

telepherique さあ、あれがゴール予定のPlan de l'Aiguilleのロープウエイ駅である。山での距離目測は登る分を意識せずに普段どおり直線距離で判断してしまうので、近くに見えてなかなか到着しないものである。

montblanc ようやくゴールのPlan de l'Aiguilleに到着。標高は2310mである。地上で見るよりもかなりモンブランが近く見えるのである。ここでお昼ご飯と昼寝。

注意
このハイキングコースは閑散としていますが、ここにいたる登山鉄道は夏の観光シーズンにはとても混雑します。朝10時を過ぎるとシャモニの街にある駅には長蛇の列ができます。

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