Parc de Thoiry



gate Paris郊外にある、Thoiryという公園である。目玉は二つ、古い城と動物園。城のほうはフランスで有名な城をいくつも見た後では食傷気味で興味は沸かないのであるが、動物園はちょっと違う。動物が放し飼いにされている中を自動車で回るいわゆるサファリパークである。そして車は自前、自分の車で自由にまわれるのである。ということで早速入口ゲートへ。入場料であるが、車で入場するので一台当たりの料金設定かと想像するが、実際は乗っている人の頭数で課金される。自動車で回る動物園コースと後に歩いて回る城の庭園コースがいっしょになった料金のためである。

elephant ゲートを通って最初に見える動物は象。動物が自由に放たれているというのがうたい文句ではあるが、象はさすがにその巨体から見学ルートから距離を置いた位置にいる。

giraff キリンは高い木の葉を食べるように進化してきたが、この公園でも餌は高いところにおかれている。

nobi そう、こんな感じで動物はのびのびとしている。Vincenneの檻の中の動物たちとは対照的である。もっともこう野ざらしでは冬に檻なしでは寒かろう。この手の動物園はなにかとアフリカ育ちが多いから。

lion 広い公園内の道に沿って進むと、突然電気柵やゲートが現れる。そう、肉食動物の王様ライオンの区画に侵入したのである。が、ライオンは王者の風格というか、猫科の怠慢さというかゴロゴロしているだけである。この公園内では自動車の窓は完全に閉めなければならない。こんな猛獣に車の中で襲われたらどうにもならない、まさにジュラシックパークのようなものである。

saku ライオン区画はそれなりに安全を考えて隔離されてはいるが、ダラダラすごすライオンに何の緊迫感も無い。一方、こちらの区画はライオンのよりも強力そうな電気柵、ジュラッシクパークではさしづめT. rexといったところか。

kuma ライオンより凶悪なのはこれ、熊である。

jutai この熊がうろうろと出てくると写真のように道をふさいで渋滞ができてしまう。熊を侮ってはいけない。日本で野生動物の被害ナンバーワンは北海道のヒグマであり、秋には決まってきのこ取りの客がやられる。昔、熊と衝突した自動車の運転手が即死、熊は骨折というニュースを聞いたこともある。

dachu 自動車で回るコースはざっとこんなものである。自動車コースの最後にはダチョウの営業部長がサービスとばかりに車のそばまで寄ってきてくれる。
さて、城の庭園コースのほうであるがこちらも基本的に放し飼いにされている。お約束の家畜類は子供が触れ合うことのできる区画が用意されている一方、サルは庭園の木に上ったままである。

chateau 道路情報
Paris, porte d'AuteilからはA13-A12を経てSaint Quentin en Yvelinesへ。ここからN12をDreux方面にすすむ。Porte de Saint CloudからならN10, Pont de Sèvre-N118-A86 Versailles方面、このA86がN286、N12につながる。N12が自動車専用道路から一般国道に変わりまもなく右にThoiryの指示、D76、D11を経て城の前に到着。

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