フランスで妊娠!


フランスで妊娠するということ自体が特殊なことであるかのように錯覚してしまうかもしれないが、ごくありふれた日常のことである。フランス人は毎日のように生まれているし、それに合うだけの妊娠が日々確定しているはずである。フランスに住むのは生粋のフランス人だけではない。多くの移民を受け入れてきたこの国は世界のあらゆるところから来た人々がおり、彼らの子供たちはフランスで生まれているのである。住む環境が変わっても生活習慣が多少変わってもすることをすれば子供はできるのである

われわれ夫婦は結婚から9ヶ月目でフランスへ転勤となり、そして1年半目に妊娠が発覚したのである。転勤が決まり引越しするまでは生活全てが不安に感じて子供どころではなかったが、実際住んでしまうともう逃げも隠れも出来ない。子供を作るのは予定されている3年の赴任期間終了を待ってなどと悠長なことも言ってはいられない。何が起ころうとも結局なんとかなるのである。ここは先進国フランス、ひょんな事など起こるはずも無い。どーんと構えてのんびりである。

といっても、望んですぐ子供が出来るという世の中ではないらしい。不妊に悩む夫婦がどれほどいるかは統計を見れば明らかである。悩むほど長い期間子供が出来なかったというわけではないが、妻は結構不妊に神経質で心配をしていたようである。夫のほうはあまり考えていなかった。仕事柄、不妊治療の最先端技術の技術としての華やかさを知っており、あまりに現実から離れたものであったので実感が沸かなかったのである。実際、不妊症は杞憂に終わり、科学技術に頼らず夫婦の技術で何とかなったことに感謝。

子供が出来るとどうなるのだろうか?
どんな実感が、
発覚したら、初めてエコー映像を見たら、おなかが大きくなってきたら、そして生まれたら。

そんなことを伝える個人のページがたくさんあり、備えあれば憂い無しである。

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