欧米にいながらにしてなつかしの日本の味がすぐ身近でしかもお手軽価格で味わうことが出来ると方法があるのだ。日本食レストランに駆け込んだり日本食材の店に行ったりしないでである。それはずばりインスタントラーメンで、日本が世界に誇る技術と即席料理文化なのである。日本のインスタントラーメンに比べると欧米のインスタント麺など高価でまずくて時間がかかって最悪である。
アメリカでは、これまでいくつかのスーパーマーケットでリサーチした結果、日本のインスタントラーメンでは「サッポロ一番」が主流のようで一食数10セント、少なくとも1ドル以下で入手可能である。どうやらアメリカで生産しているようであるがきっと南米、ブラジル当たりであろう。カップ麺では「カップヌードル」がある。これらは北米東海岸のいくつかの都市の普通のスーパーマーケットで確認できた。おかげで出張先ホテルでの簡易夕食に重宝した。一方、ヨーロッパでは「出前一丁」が主流である。もちろん「カップヌードル」はワールドワイドブランドである。日清はライセンス生産か自社によるものかわからないがオランダで生産しているようである。こちらも数10サンチーム、1ユーロ以下で入手できる。パリ中華街で出前一丁はひと袋0€39であった。
いずれも、日本ではせいぜい味噌、塩、しょうゆといった御三家止まりだが当地では味が豊富である。日本人に理解し難いのが牛肉味で牛肉エキスのスープがついている。出前一丁は日本人向けというよりも中華街の定番商品にもなっているので味がより豊富でチキン味、エビ風味、牛肉味、劇辛などなどあり、ヨーロッパの中華街にして九州味(とんこつ)なんてものまである。
出前rシリーズもさまざまな味がそろい、生めんタイプまで登場しましたが生めんのほうは日本人にはまだ及第点以下です。