フロマージュのページ


フロマージュすなわちチーズのことである。Fromageと書き、男性名詞である。
もう、おいしいチーズとパンとワインさえあれば他はいらないといえるほど豊富な種類とおいしい品揃えが普通のスーパーマーケットで手に入る。
中にはもう結構と言うのもがあったり、スーパーマーケットに並ぶほどのものとなると間違いなく工場で大量生産されているものとの思われ熟成度合いに難ありといったものもある。
フランスのチーズでもっとも有名なのがカマンベールで日本でも人気でもはや特別なものではなくなってしまった感じである。ここではカマンベールを中心にスーパーマーケットで大量に売られているものをいろいろ試したものを紹介する。
評価基準は主観的にうまい、まずいによって判断されるが一応の目安としては日本の大量生産チーズでももっとも品質が高いと思われる雪印カマンベールの味の記憶を対照とした。
カマンベール以外のタイプはあまり試していないのでここには掲載しない。


おいしいフロマージュ

President
President カマンベールの定番といってよいほどの有名ブランド。味は比較的あっさりで少々しょっぱいが変なクセがなくとっても食べやすい。熟成度合いの製品ごとのばらつきがないのもよい。250グラムで8フラン程度。8分割個別包装切れてるカマンベールもある。
本当にメジャーなので日本にも輸出されており、日本の大きなスーパーマーケットのチーズコーナにあったのを発見値段はかなり高価。


Bridel
Bridel これも定番メーカー。あっさりしていて少々日をおいても臭くならない。


Coeur de Lion
coeur de lion 直訳すると獅子の心臓!?上記の2種類と比較するとやや酪農的芳香が強い。少々とろとろになりかかったのがもっともおいしい。
写真はクリスマスごろみかけた限定パッケージとハート型。


Coulommiers
coulommiers パッケージから地味なフロマージュ。しかし味はよい。しっかりしたカビの内側には程よく均一に熟成した本体がある。あっさりした味でそれほど強烈な香りはない。おつまみに最適。パッケージのデザインより通称「少女のチーズ」。


Pie d'Angloys
pie d'angloys これはカマンベールではないが特別に紹介。何というチーズに分類されるかはわからないが、外側のカビ部分が薄いオレンジ色、中はクリーム色で比較的トローリクリーム仕立て。
この中で一番おいしいと思われる。しかし少々高価で200gで12フラン程度。これも日本のスーパーマーケットでみかけたが、もう贅沢品の領域といえる価格。



カマンベールたち

Le Rustique かなり強烈な酪農臭がするカマンベールだがおいしい。乳脂肪分45%のものと28%のものがあり、45%の方はより味が強く、強烈なワインと戦う実力を持っている。
1791 臭すぎる。しかもどろどろ。ハズレを買ってしまったか?
Heritier Auchanというスーパーマーケットのオリジナルブランド商品。パサパサ。
Reo これもまたパサパサしておいしくない。熟成度合いの問題だけであろうか?
しかしこのカマンベールはノルマンディーの産地統制(AOC)表示がある由緒正しいものだけでなく、1998年農林水産大臣賞(?)金賞受賞とのことである。
Fleurs des Champs おいしいが非常にとろけやすい。室温で10分ほどで中身が外側のカビ部分から流れ出して完全に分離してしまう。
Manoir de Barneuil クセもなくあっさり。雪印風。
Pierre Levasseur 香、コクと申し分ないが、とんでもなく塩分が多い。普通に食べられないほどに。
Lanquetot 悪くない。ただそれだけ。
Le Brave
Constellation
Lescure
Lepetit 味よりもホットな話題。1999年4月末の時点で、ベルギーにおいてこのカマンベールよりリステリア菌が発見されたとの報道で売り上げが大打撃である。フランス側の試験ではまったく菌が発見されていない。

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