佳苗


kanae パリの日本食品の店といえば、「京子」や「十字や」といった老舗系の店が有名だが、新しい部類に入るこの「佳苗」はこれまでの店とは雰囲気が異なる。開店とともに出されていた広告には安さが強調されていたが実際比較的安い。味噌、しょうゆ他の食材でメジャーなメーカーものではないこだわった感じのものが多い。他では見ることのなかったまっとうなアメリカ米はここではじめて見つけた。
店はパリ15区、中州に自由の女神が立つpont de Grenelle側のセーヌの左岸にある。この店が「祖国が恋しくなったらオペラ界隈」という日本人の流れを変えられるかどうか疑問であるが、この界隈は閑静なところであり日本人も多いことを考えるとその必要はないかもしれない。ウチのように郊外(パリから南西)から来るものにとってはここまで来るのは気軽だが、パリのうんざりさせられる道を走ってオペラ界隈まで行くのはよほどの覚悟が必要である。


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